牛の話

二十歳前後の頃の話である。

どうも最近、我がブログ記事は思い出話が多くなってしまっている。
またかと言われそうだが、またなのである。

夏、北海道のとある牛の牧場を見学させてもらった時のこと。

そこで、不注意にも折れ釘のようなもので足の指を刺し、
少々の出血を伴う怪我をしてしまったのである。

靴下に血が滲んで来たのを見て、
牧場の方が親切に薬を持ってきてくれました。
それが、私としては恐らく小学生以来の「ヨーチン」だったのです。
(ちょっと記憶が定かではなく、「赤チン」だったかも)

懐かしかったので、薬を塗ってもらいながら、
「ヨーチンなんて久しぶりです」と牧場のオッチャンに言うと、
ボソボソとした喋り方で、
「これはよく効く。ウシ用だから」と、仰られました。

これにはビックリ!

「・・・これ、ウシ用なんですか!?」
「そう。効くよ」
「う~~~む」

世の中にはウシ用の薬を使われたら不快に感じる人もいるだろうが、
私はとっても可笑しくて可笑しくて仕方なく、
足は痛むけれど何だか妙な力が湧き出てくるような気がしました。

牛みたいにパワフルでストロングになれるかもしらん!

この後、どっかの温泉に行きました。
足の裏がヒヅメになっていないかと確かめたり、
おっぱいを揉んで乳が出てこないかを試して遊びました。

さらに、たらふく夕飯を食べた後にすぐ寝るという人体実験もしたけど、
やはり牛になることは出来ませんでしたねえ。ざんねん

ちとばかり、ヨダレを出したようですけど。



それにしても、
薬や獣医の知識がほとんど無い私には分からないのだが、
「ウシ用」の薬は、本当に「人間用」よりもよく効くのでしょうか?

感覚的には、何だかモーレツに効きそうな気がしますよねえ。

ウシ用の精力剤なんて、あったら一度使ってみたいもんなあ。

ウシ用の養毛剤ってのも、
「モ~」って、毛が生えてきそうですよね。

何度か書いてきておりますが、私は痔主なのでございます。
「ウシ用ボラギノール」ってのがあるのなら、
こっそり入手して使ってみたい気も・・・