2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今月のはじめ頃、「ガンピ」という記事を書きました。 あれから季節が進み、6月近くなって、 黄色くて可愛い花が咲いていました。 見られてよかった。 ところで、前回、近くにガンピ和紙の産地があるにしては、 ガンピの木が少ないようだ、と書きました。 …
四月にこんな本を読みました。 山形健介「タブノキ(ものと人間の文化史165)」 記事にもしております。 http://blogs.yahoo.co.jp/ichiyasu_ichiyasu/63062280.html 記事に書いたとおり、 私自身、あまりタブノキに馴染みはありませんでした。 大阪市大…
◎「貝殻を 耳に当てし日よ 立浪草」 よく歩く山道に、タツナミソウが咲いてました。 ただの「タツナミソウ」ではなく、 「○○タツナミ(ソウ)」だろうと思います。 「シソバタツナミ」・・・??? 波が立つ様に見えるから、タツナミソウ。 なるほどなあ! …
飽きもせず、 工藤雄一郎・国立歴史民俗博物館編 「ここまでわかった! 縄文人の植物利用」 からの記事であります。 とりあえず、これで最後にします。 日本には自生しなかったろうウルシの木が、 一万二千六百年前から日本には存在していた。 大陸から、人…
◎「酸っぱさを 喜ぶ子あり 昭和の野」 ◎「急傾斜 どの木も全て 紳士なり」 ◎「森の木々 また来てねとは 口にせず」 ◎「草笛の 音の消えた野に 紫外線」 ◎「ホトトギス 幾万の葉と 鳴いている」 振り返ると、長らくガラクタ川柳の記事を書いてなかった。 昔の…
京阪交野線の終点私市駅近くにある、 植物園に行ってきました。 さて、この植物園を、どう評価してよいのやら・・・ ガーデニングデザイナーが造った花の園という感じではなく、 「入園はしてみたものの、どこを見て良いのやら」 と、なられているお方を複数…
工藤雄一郎・国立歴史民俗博物館編 「ここまでわかった! 縄文人の植物利用」 先週、イチイガシとシイについて記事にした。 本書に少ししか書いていないイチイガシと、 ほとんど全く書いていないシイについて記事にして、 本書の紹介にするのでは片手落ちで…
ベニウツギの花を撮っていると、 ミツバチ(触角が見えているし、たぶん)が写り込んで来ました。 ときどき、こういう偶然がありますね。 写真ベタの私には、嬉しい一枚。 訂正:ミツバチ→マルハナバチの一種 yasuko師匠、いつもご指摘ありがとうございます…
写真は、シイの木。 この樹皮だから、たぶんスダジイ。 前回に引き続いて、 工藤雄一郎・国立歴史民俗博物館編 「ここまでわかった! 縄文人の植物利用」 の内容からの感想などです。 本書の記述は、ほぼ東日本中心で、 西日本についてはイチイガシだけで片…
連休中に、 工藤雄一郎・国立歴史民俗博物館編 「ここまでわかった! 縄文人の植物利用」 を読みました。 興味深い点が多々あったので、 複数回に分けて記事にしたいと思ってます。 どれも、相当マニアックですから、 自分のための覚書です。悪しからず。 (…
同定に自信が無いので中途半端な記述になります。 ご容赦を。 最初は、ドキッとしました。 マルバウツギ(たぶん)の葉の上。 真っ赤な目の、緑色のクモという前衛的な配色。 しかし、帰宅後に調べると、 どうやらこれはワカバグモ(たぶん)で、 目っぽいの…
赤羽正春「採集:ブナ林の恵み(ものと人間の文化史103)」 ブナ林地帯の狩猟や採集に関する 民俗学的フィールドワークがまとめられた、 貴重かつ有意義な一冊でした。 聞き取りで得られるクマ猟、カモシカ猟、野草採取など、 実地でのさまざまな知恵の面…
山道で見かけたこの低木。 帰宅して調べると、どうやら「ガンピ」のようです。 植物園で見た記憶はあったけれど、 実際に山に生えているのを確認すると、 「感動」は大袈裟にしても、嬉しくなります。 黄色い花が咲く頃になったらもう一度行って、 ジンチョ…
四国で、毛虫のせいでJR線が止まった、 と先週あたりのニュースであった。 四月中旬までの長雨と、それ以降の高温続きで、 例年よりも毛虫の発生が多いのだろうか? そういう目で見てしまうからかも知れないが、 我が近所の森でも毛虫が多いように思えます…
山野井徹「日本の土:地質学が明かす黒土と縄文文化」 小学低学年の頃、私は関東から関西に引っ越してきた。 子供ながら多々気付いた両地域の違いの中で、 文化面を除くと、 一番印象に残っているのが土の色の違いでした。 関東時代の私は、土は黒いものだと…