気になる関係

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子供のころの事、ご近所で立て続けに不幸があった。

旦那さんが亡くなった数日後に、
奥様もぽくっと逝ってしまったのである。

長患いをしていた旦那さんの方はともかく、
奥様の方はピンピンしていたのにと、
周囲はかなり驚いたと記憶している。

「仲の良い夫婦には、こんな事もあるんだね」

そんな近所での会話が、印象的でした。



さて、以上は前ふりであり、本記事はパソコンについてなのである。

この3月頃、とある事情により、
私が自由に使えるパソコンが一つ増え、二台体制となった。

なんと有難いことだと思っていたら、
4月頃から片方が患い始め、5月だったか6月頃に深刻化した。
見積もりによると修理費がかなり高かったので、治すのは諦めた。
もう一台あるからいいや、と思ったのである。

ところが、この8月初めに生き残りが突然死をしてしまった。
全データのバックアップの直後の崩壊だったのが、不幸中の幸いだった。

相次いで亡くなってしまったPC二台の残骸を見るにつけ、
あの老夫婦を思い出すのである。

「きっと仲の良い二台だったのだろう。こんな事もあるんだね」




と、書いてしまったけれど、全く別の解釈が頭から離れずに困っている。

仲の良い二台という美談で彼らを葬ってやりたいのだけど、
実は逆だったのかなとも思えて仕方ない。

「人を呪わば穴二つ」という諺がある。

落語「悋気の火の玉」は、
旦那をめぐって本妻とお妾がいがみ合って、呪い合って、
結局、同時に命を落としてしまうとのストーリーである。

ネコを一匹だけ飼っている人が、
仲間があった方が寂しくなくていいだろうと、
新たに一匹を飼い始めたのだが、
先輩ネコとの折り合いが悪くて苦労するとの話もよく聞く。
激しい喧嘩が元で、死に至ってしまう最悪のケースもあるようだ。

犬でも似たような場合があるらしい。

私のパソコンさんたちも、実は仲が悪くていがみ合っていたのだろうか?
お互いに呪い合った結果、二台ともお陀仏してしまったのだろうか?



以上、なんだか変な話になってしまいましたが、
「一夫多妻は難しい」というのが結論でございます。



※自転車の調子も悪いのだが、パソコンと関係あるの?