ワタシも街道をゆく



 先日、西国街道を旅したと簡単な記事を書きました。


 西国街道のほんの一部は、
ワタシの子供の頃の通学路でもありました。
そんな馴染みから、
京都~神戸間を全て辿ろうとの気になりました。

やってみると、これが面白い。
近所の山歩きをしばしさぼって、
他の街道にも挑戦するつもり。

ただ西国街道は近所なので大部分を自転車で周りましたが、
輪行出来るようなチャリは持っていないので、
他の道を行くには歩くしかありません。

そう、歩くのです!


 昨日も、某街道を歩いてきました。

歩いてみて気付くのは、
自治体の気合の入れ方の差異。

とある市では、数多く標識や地図、説明文を置き、
土地勘のない人でも迷わぬよう、楽しめるよう、
お金を使ってくれています。
清潔な公衆トイレを整備してくれていたりもして、
本当にありがたいです。

一方、どことは言いませんが、全く何もしてない市もある。
昨日もあたしゃ迷ったゾ。


 ただ、整備されすぎているのも、どうか?
某市では、街道を石畳にしてくれていました。
一見、風情を感じます。

でもねえ、これって結構足へは負担なのです。
前回、普段は痛めない個所を腫らしてしまいました。
石畳の堅さに全責任がある訳ではないけど、
どうも痛み始めたタイミングを思い出すと・・・

考えてみれば、江戸時代以前の旅人達は、
石畳の道なんか歩いてなかったはずだ。
地道がほとんどだったはずだ。

ま、だからって、かつての雰囲気を出すために、
土の道に戻せとは言いませんけどね。

見栄えがよく、清潔感もあり、木造の古い建築に良く似合う石畳。
歩いている時には気持ち良いだけに、複雑な気分です。
個人的には、カラーアスファルトが有り難い。


 ワタシの目安は、一日25キロ以内。
ちょい観光したり、寄り道したりで、30キロは超える。

しかし昨日、某家の大名行列の一例を知ったのだが、
ワタシの約2倍は歩いてる!

昔の人は強かったんやなあ!!

思うのだが、大名行列で整然と歩いている侍にも、
用便したくてもぞもぞしているのが数人は混じっているはずだ。
ワタシだって一日50キロを歩くのは可能だ。
しかしそれも、自由にトイレに行ける状況があってこそ。
コンビニというオアシスがあってこそ。


 これからワタシが行きたいと思っているのは、
大阪・大津間の京街道、暗闇越えの奈良街道、それから竹内街道

夏の暑い時期に歩く気はしないので、
やるのなら早目に済ませてしまいたい。

ただ個人的問題は、カモガヤなどのイネ科花粉アレルギー。
昨日も、そろそろ河原などでは、目立ち始めていました。

暑さも駄目、イネ科花粉も駄目、
となると時期的な余裕が苦しいです。
どないしましょうや。