ディクシー・チックス "Wide Open Spaces"

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ディクシー・チックスグラミー賞が、
新聞などで大きく取り上げられて、驚いてます。

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070213-155768.html

何を隠そう、私、彼女たちの大ファン。
一月に、影響された作家とアーティストそれぞれ十人を挙げました。
その中にも入れていたんですよ。

1998年だったか、
ネットでビルボード誌のチャートをチェックしていて、
カントリーチャートのトップを独走する "Wide open spaces"
というアルバムと曲が気になりました。

アマゾンの客レビューでも高く評価されていたので、即刻購入。

届いたCDで、歌詞を確かめつつ、このタイトル曲を聴いた時、
感動で胸が震えました。
女のコの、新しい世界へ旅立ちとか、自立とかがテーマですが、
カントリーでこんな世界を表現できるとは信じられなかったです。

他曲も、楽しくて、さわやかで、物悲しくて、素晴しかった。
何より歌詞に溢れる生き生きしたジェンダー感覚が新鮮で、
"I can love you better than that"なんて表現は、
日本の男としてノックアウトされた気分。





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今回の受賞で、日本でもファンも増えたら嬉しいです。

ただ私が危惧するのは、
彼女たちが単なるアンチ・ブッシュの象徴として認知されること。

今回のアルバムや受賞は、政治的文脈を無視して理解は出来ないけど、
そんな要素がなくっても凄いアーティストなのだと、
メジャーデビュー当時からのファンとしては、声を大にして叫びたい。