有明海の海苔ひびが光る(「草競馬流浪記」を読む22・荒尾)

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九州熊本なのに、風でメチャメチャ寒かったよう。
瞳先生、馬券を当てている割には、
景気のよくない文章になってます。


  「これで、もう損はない」
  僕は儲けた金を財布にしまった。
  こういうとき、これはツイテル、
  押せ押せで行けという人が多いが、
  僕は気が小さいしセコイほうだから、
  もうこれでいいやと思ってしまう。

  情けないが、僕が戦後のギャンブル人生で、
  身を持ち崩さないでこられたのは、
  このためだとも思っている。


私も同じようなところがあるなあ。
昨年から週末の回収率を発表しているけど、
100%ちょいが多いのは、そういうことですねん。

下手に格好をつけて、どんどん勝負して自慢しないのが、
山口瞳をギャンブルの師匠と呼ぶ所以です。

大金を賭けるのがカッコイイと思っている人は、
その見栄でもって破滅する可能性も高いはず。

競馬は、細く長くやりたいもの。