パンスト貰って気分はサッパリ(「草競馬流浪記」を読む23・高崎)

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気の置けない仲間と一緒に行ったこともあり、他場の章と比べて、
実際に買った馬券・レースの話が多いのが特徴。
ただ、最初に大当たりして、尻すぼみという寂しい展開ですけど。

初日、馬券成績が良かった日の夜は、


  「フロントに言えば、未亡人、来っかね」


二日目、信じられないようなレースが続き、


  「先着千名様に靴下をくれるっていうのに、おれたちにはくれなかった」


三日目は、


  僕はまたしても惨敗を喫したが気分は爽快だった。悔いはない。
  


そう、バクチで負けた時、妙に爽快な気分になることがある。
負けることに慣れてはいけないのだが、
この気分を味わうためにバクチをやっているような気もする。