おらの馬が出走し家族連れが多い(「草競馬流浪記」を読む27・帯広)

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瞳先生としては、
この競馬場はかなり気に入った方なのだろうけど、体調が最悪。
馬券は当たっているのだけど、心は弾まず、不思議な文章になってます。
次の岩見沢と合わせて、このシリーズ最後の旅行なんですけどね。


  「これがね、競馬ではなかったら、
  たとえば映画だったら、あるいは音楽会や芝居だったら、
  途中で帰っちまうね」

  それが僕の本音だった。
  それくらい調子がわるかったが、
  馬が走れば、すべてを忘れてしまう。


なるほど、こうでないと、真の競馬好きとは言えないのかなあ。


  僕は北海道の競馬が好きだ。
  どう言ったらいいか、何か本格的であるような気がしている。
  馬産地であるから「おらの馬」が出走する。
  すなわちお祭気分。
  家族連れが多く、子供も女性も盛んに声援を飛ばす。
  大人の男たちは言わずもがな。
  これが競馬だという気がする。
  実に気持が良い。


ううっ、なんて羨ましい事でしょう。