腹に一物をもつ木の話

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瓜生山にある看板です。

上が現在。
下が一年ほど前。
木の進行が少しだけ進んでます。

そのうちこの無骨な木の手が彼女の胸に・・・キャー!






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思い出話しです。

十数年前、タイのあるホテルのロビーでのこと。

私を日本人と見て、オッサンが話し掛けて来ました。

この人、海外にいる悪日本人の典型で、
当時まだ内戦状態だったカンボジアと密貿易をやってました。

国境突破とか、
カンボジア反政府ゲリラとの取り引きとか、
タイ警察・国軍への袖の下とか、
地元ヤーさんとの付き合いとか、
なかなか威勢の良い話を聞かせてもらった後で、
悲惨な仲間の事を教えてくれました。

その方、カンボジア密林に残る貴重な銘木を密伐採・密輸出して、
タイ国内の製材所に持ち込んだそうです。

さて、その銘木を製材機にかけたら、どうなったか。

機械がぶっ壊れたそうです。

木には、外からは分からないけど、中にたくさんの銃弾が!
長い長い内戦で、無数の弾丸が飛び交う密林でしたから。

結局、銘木は無価値、製材所には大損害。



さあ、この瓜生山の木ですが(クヌギ?)、
百年くらい経ったら完全に看板が飲み込まれてしまって、
材木として利用されたりしませんかね。

金属探知機を使わにゃ。