安倍さんって、武田勝頼と似ているような

◎古典的な漫才（万歳）に、
頭を叩かれてから、時間差をかなり置いて、

　　「痛ぁっ！」

と反応するギャグがありました。

録音で聞いて印象的だったのは東五九童さん。
この手の素朴な芸が大好きなんです、私。

首相辞任劇に、このギャグを思い出しました。

参院選でこっぴどく叩かれても、
痛みを感じていないかのように続投したのに、
一月遅れで、のた打ち回って、辞めちゃった。



◎以前、一言メッセージに書きましたが、
お坊ちゃまの横山たかしに弟子入りして欲しかった。
不祥事のたびに、赤いハンカチを咥えて、

　　「あ～ぁ、つらいのう」

と、言えたら、こうはならなかった。

宮崎県知事を１００％評価するわけではないが、
伝わる言葉を得るのに、笑いは一つの手だと思う。

横山たかしをきちんと観察すれば、
彼らが伝える名人である前に、
観客から伝わってくるものを把握する達人だと気付くはず。



◎現役の漫才で、私が最強のギャグだと思うのは、

　　「ここで笑わないと、もう笑うとこないよ」

です。

首相も、参院選直後に、
「ここで辞めないと、もう辞めるとこないよ」
と、言われたはずなんだが。

あそこで辞めて、出直して、立ち直れれば、
結構面白い政治家に変身する可能性があったはず。
甘いですかね。

この人、政治家を辞めて、
田舎暮らしで自作農でも始めたら、
かなり味わいのあるお年寄りになれると思いません？