顔色の悪い輪ゴムが寝る蛇口

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◎川柳「顔色の 悪い輪ゴムが 寝る蛇口」






輪ゴムって、買ってきたばかりの時は、
赤味噌のような色をしています。

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それが、何度も使っていると、
弱ってきて、顔色が悪くなって、
白味噌の色のようになります。

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過労です、助けてください、と訴えているようです。

切れそうで心もとないので、
二重輪ゴムの、合わせ味噌戦法を使ったりもします。



最近は知りませんが、
以前の主婦は、流しの蛇口に輪ゴムを掛けていました。

あれ、手前のものばかり使いがちですが、
主婦というのは目ざといもので、
手前に白味噌色、奥に赤味噌色がある時は、
奥の丈夫そうな奴を引きずり出してきて使います。

かくして、蛇口は、白味噌色だらけになり、
輪ゴムのホスピスのようになってしまいます。

蛇口にこびり付いて最期を迎える奴もあります。

もののあわれ」を感じるのです。