恐いのは小冒険もなき暮らし

◎川柳「恐いのは 小冒険も なき暮らし」



「私にはスゴイ才能がある」と、のたまう女の人に会った事がある。

彼女が一人で買い物に出掛ける。
そして、誰も客のいないガラガラの店舗にふらっと入る。
しばらく商品を物色していると、店に客が入ってくるようになり、
彼女が店を出る時分には、客だらけになっている、と言うのである。

招き猫みたいだ。

彼女のその現場を見た訳では無いので確たることは言えないが、
そういうタイプの人っているだろうなとは思う。

そもそも客のいない店には、特に初めての場合は、入りづらい。
外から店内を見た際に、
雰囲気の良い女の人が楽しげにショッピングしている姿があると、
自分も入ってみようと思う人が出てくるだろう。
本当であるなら素晴らしい才能である。


何故、上記の話題を出して来たのかと言うと、
私自身の本日の体験を語りたかったからなのである。

つい先ほど、普段からよく使うとパン屋に行くと、大混雑していました。
狭い店なので、混雑と言っても10人くらいですけどね。
それでも、過去に見たことが無い混み様なのです。
店員さんも、いつもと違って忙しそう。

店が混んでいるのは、私にとっては時間の無駄なのですが、
ヒイキの店が繁盛している様子は嬉しくもあります。
売り上げ不振で閉店されると困っちゃいますからね。

さて、私もレジの列に並びました。
5分・・・10分・・・、いつも以上に時間がかかります。
ようやく順番が来て、買い物を済ませ、
改めて店内を見渡してビックリ。

他に客がいない。。。


「いると店の雰囲気が良くなって客が増える」タイプもいれば、
逆のタイプだっているはずだよなあ。
「ヘンな人が店の中にいるから、今は遠慮しよう」と思わせちゃうタイプ。

実は、昨日、散髪をしたのですが、
その理容店でも似たような事が起こりました。
私が帰る時には理容師さんたちがヒマそうにスポーツ新聞を読んでいた。
入った時には、イスがほぼ埋まっていたのに。。。


これは偶然なのだろうか?
それとも私は強烈な負のオーラ人間になってしまったのだろうか?

実験のために、どこかその辺の店に入ってみようと思うのだが、
被害が出てしまうと可哀想だしな。

ジャイアンツファンが集うという、にっくき飲み屋に突撃してみようかしら。。。