ただいまの声に安堵の暖かさ

◎川柳「ただいまの 声に安堵の 暖かさ」



「ただいま」というのは、とても重要な言葉なのである。

私が馬券奉公に出したお金たちが、
友達を連れて我が元に帰ってくる。「ただいまっ!」って。
その際、財布の中が冷え込んでいてはならぬ。
「寒っ! ブルブル 次はもう帰って来たくないな」と思わせたら負けだ。
「ああ帰ってきて良かった」とお金に思ってもらえる自分でありたい。

日本の不況も長い。
好景気も、ときどき日本に帰宅しているように思えるのだが、
その度に寒い思いをさせて、すぐに逃がしているような気がする。
暖かく「おかえりー」と声を出して、居心地の良い国でなきゃねえ。