ああしんど何処におんねん山ガール

イメージ 1

◎川柳「ああしんど 何処におんねん 山ガール」



昨今、「山ガール」なる言葉をよく目にするが、
実物はほとんど目にしない。
もしや関西にはいないのか?


以下の話題、「いつ、どこで」は隠します。

とある山の急な坂道を登っていた際のこと。

降りてきた若い男の人と、挨拶をしてすれ違おうとしたら、
急に体を寄せられ、
「あれっ」と身をかわした瞬間に、頭をポンと叩かれたのです。

私は怒りっぽい人間ではないつもりだけど、
瞬時に頭に血が上り、
「何やねん」と詰め寄ろうとしたところ・・・

改めて彼を見て気付いたのだが、知的障害者だったのである。
体のとっても大きい高校生くらいの。
「他人を怒らせちゃった」と分かったのか、きょとんとしている。
自然の中での解放感で、はしゃぎ過ぎてしまったらしい。

怒ってみたものの、私もどうして良いか分からず、
妙な雰囲気になってしまったところ、
坂の上の方から、「すみませんっ!」と声がして、
女子大生らしき引率の方が駆けて下りてきた。
「何かあったのなら、すみませんでした」と、
ペコペコ丁寧に謝ってくれる。
それがドキドキするくらいのお美しい方。

まあ彼女は山ガールというより、
ボランティアガールかもしれないが、
私が山道で見かけた中では断トツの美しさやったねえ。

その後、登って行くと、大勢の障害者たちと、
引率の若い人たちとすれ違いました。
男は逞しく見えるし、女性はどなたも美しく見える。

自然の中で健全な運動をするのは、最高の美容法だと思う。
奉仕活動に従事するのも、内面の精神的充足から、
挙措も含めて美しくなる要因であるはずだ(ムキになる方は別)。

こういう方が増えてくれると、
山歩きが更に楽しくなるんだけどなあ。
甲山に集結してくれへんやろか。