Ed Sheeran "You Need Me, I Don't Need You"(洋楽雑記)


先日の記事に引き続いてエド・シーラン君。
聴くほどに、なかなか良いのである。
久々にちょっと中毒かも。


※このVideoで手話(?)をしているのは、エド君ではありません。


「あんたは私を必要としている、私はあんたを必要としてない」
というタイトル。

歌詞をざっと読んだだけですが、創作や表現についての内容です。
(私の知らない背景や隠喩があったりしたら、申し訳ない、誤解があるかも)

ここで言う「あんた」は、既成のありきたりの物を押しつけてくる存在。
「そんな物いらないよ、自分でやるんだ」という感じ。

いやあ、尖がっているのである、エド君。
それがゾクゾクするほどカッコ良い。
一見、ひ弱な優等生に見えなくもないのだが、
シッカリした芯を持って今の社会に体当たりする姿勢がある。
他人の言葉や考え方ではなく、自分の生の言葉で。

女王のコンサートでは、若いエド・シーランの次に、
トリのスティービー・ワンダーという流れだった。
彼だって尖がっていたんだ。
"Living for the city" なんて、今でも凄まじいパワーを感じる。

人によっては、尖がることが粗暴さに繋がってしまう場合がある。
単に破壊したいだけでないかと思えるような若さもある。

しかし、彼らの場合、足元を踏みしめて、
「新しく作ってやる」もしくは「取り戻してやる」と言っている気がする。
そんな若さが、とっても頼もしい。

英国もそうだが、ヨーロッパは厳しい状況にある。
そんな中だからこそ創作の底力には期待したい。
ギターと言葉さえあれば表現できる人間が、何も出来なきゃ終末だ。

聴いてよかった。これからも期待してるぞ!



◎「可愛げが あってとんがる 奴は伸び」