長寿

◎「愛でましょう 嘘が咲かせた 花だけど」



 子供の頃、長寿と言えば泉重千代氏でした。

昨日、免許更新の記事を入れた。
明治の欄があった、かつては江戸もあったのだろうか、と。

実は最初は、話題をもっと広げるつもりで書き始めた。
そこに泉重千代氏を絡めようと思っていたのだが、
確認のために彼についてWikipediaで調べて驚いた。


専門家の間では泉の120歳という年齢はほぼ否定されており、105歳が通説となっているという


うーん、信じていたんだけどなあ、無邪気に。
年齢について疑問があるとは薄々知ってたが、
まさか15歳も違うとは!
明治生まれだったか。


 時代劇に、歴史の教科書

あの頃、テレビ時代劇を時々見ていたし、
歴史マンガや本等を読むのも好きだった。
学校の勉強でも、歴史の授業は楽しかった記憶がある。

「江戸時代生まれの人が、まだいる」との思いが頭の隅にあって、
自分の時代と繋がっている感覚を持てたのが理由の一つだった。
手が届かない程の昔ではないのだ、と。

しかし、ウソやったんかあ。
でもこの嘘には感謝しないといけないな。


 時代小説

長じて、藤沢周平やら、池波正太郎やら、
いろんな時代小説を好んで読んだ時期があった。

読むたびに、
「どうして生まれる前の世の中を、こうも描写できるのか」
と不思議で仕方なかった。

しかし、彼らが子供の頃は、
正真正銘の江戸時代生まれの人が大勢残っておられて、
接する機会も多かったはずである。
そんな記憶の積み重ねが、彼らの文筆の根っ子になっていたのだろう。


 明治時代

確かに私にとって、明治時代は「歴史」ではない。
祖父母は皆明治生まれだったし。
「知識」としてだけではなく、
薄いながらも「実感」として明治を理解している部分がある。

「だから何を出来るか?」は別問題であるけれど。


 昭和時代の生き証人

ワタシは厚かましい人間で、150歳まで生きるような気がしてる。

ま、それは今の時点では無駄吠えでしかないが、
例えば100歳まで生き残ったとして、
私らを見ることで「昭和」を感じる世代が今後生まれることになる。

「さすが昭和生まれ」と言われるよう、何かを秘めていたいものだ。
枠連の馬券が妙に得意だとか・・・