スポーツの言葉


◎週末、河原で親戚の子らとサッカーをやった。
そのせいで、今、膝から太ももに違和感がある。
山歩き後の状態とも違う。
通常は全く使わない筋肉や筋を、ボールを蹴る行為では使うらしい。
サッカーボールを蹴るのは何十年振り、ですから。

私は本来、野球党でありまして、
普段彼らと遊ぶ際もポコポコ野球をやっていたのだが、
寒くなって来ると、サッカーの方が身体が温まる。

シンドイけど、サッカーもええもんですな。


◎しかし、読書は野球本なのである。

今週読んだのは、
高校野球に関する印象的な言葉を集めた、吉本誠「甲子園100の言葉」

例えば、

「もう銭湯には連れていけないけれど、甲子園に連れていくからね」
---青柳努(砂川北3年・1994年)


いろいろな言葉が集められていて、
憶えている時期のものは懐かしく、
知らない時期のものにも郷愁を感じつつ、
感動あり、感心あり、オドロキあり、で楽しく読みました。

私は野球好きというよりも、
野球に関する言葉、文章、書籍が好きなのかも知れない。
面白くて、ためになって、思わず頷く内容が多いですから。


◎恐らくこの冬、まだ何度かサッカーをする事になると思う。
だから、サッカー本も読もうかと思わぬでもない。

しかし、まだどうも馴染めずにおるのです。
Number Webのサッカーの記事など、
独特の「臭み」が気になって没頭できないのは、私だけ?

オシムさんの語録は有名になったし、それなりに面白かった。
しかし中田英関連の本とか、まともには読めませんでした。

今後、いろんな人たちの汗や涙が沁みついた言葉が蓄積されていけば、
きっと面白い分野になるのは間違いないのでしょうけどね。


◎ちょっとだけ時事にも口を挟んでみよう。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

改めて、これは名言。しみじみ名言。
選挙が終わって明暗がはっきりと分かれたけど、
勝った陣営も負けた陣営も、この言葉をかみしめて欲しい。

愚痴を言ったり、他人のせいにするのも、短期的には良かろうが、
早く次に向かって気を取り直さなきゃ、無意味な負けになる。
世の中で、無意味な負け程ミジメなものはない。

逆に、今回勝った人たちは、
浮かれる事の恐さを知っているはずだが、どうでしょうね。

何度も書いてきた事だが、
私は「しまって行こう!」という掛け声が大好きだ。
しまって行ってくだされや。