赤子谷ゴルジュ


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「私は一体、何者なのか?」と思う時がある。
哲学とか、身分照会とか、そういう意味ではない。

六甲山系の山道を歩いていて、分岐に出会う。
手持ちの地図には載ってない山道が、そこにある。
地図から地形を見るに、危険は少ないと勝手に判断する。
危ないと判断したら、引き返せばいい、とも。

そうして、初めての山道を歩く。
途中、慎重に進まねばならぬ箇所もあったが、難なく歩き終えた。

帰宅後、ネットにその山道の情報が無いか、調べる。
すると、あるサイトでは「上級者向けコース」と書いてあった・・・
<とある本では、中級向けとも>

登山に関して、私は初心者だと思っている。
技術はないし、訓練した事もない。
だからハイキングコースの様な山道ばかりを歩く。
木々と同じ空気を吸うのが好きなだけだし。

しかし、「上級者向けコース」を難なく歩き終えてしまうと、
「もしかして私は上級者なのか?」と錯覚してしまうではないか。
「私は一体、何者なのか?」


上記の件は、昨12月のこと。
調子に乗った訳ではないが、これまで行ってない山道を試そうと思った。

てな訳で、赤子谷左俣であります。
ここは上級者コースとは言えないと思う。
初心者向けでもないが。

「雨が降った後は危険」と地図に書いてあるが、
ここしばらく雨は降ってない。
情報はたくさんあるし、周囲の尾根道はよく知っている。

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多くの小さな滝、堰堤、ゴルジュ(両側の岩壁がせばまっている谷)など、
とっても楽しく歩く事が出来ました!

こんな場所が、宝塚市内にあると知って、嬉しくもあったし。

また気が向いたら、同じ谷を再訪しよう。
特に、ゴルジュの中を歩く感覚は、初めてのもので、
妙に気に入ってしまいました。