五月晴れ化ける男を後押しし

◎「五月晴れ 化ける男を 後押しし」


タイガースファンとしては残念な結果だったが、
昨日は西武ライオンズ菊池雄星にヤラレタ。
ちょっとだけテレビで見たが、
高卒一年目の頃とは変わって、
堂々たるプロ投手の顔になっていた。

「化けやがったか」と唸りました。

数十年に一人の大器が、開花しつつあるらしい。


先週のオークスでは、武幸四郎が久々に頂点を極めた。
正直、元々の彼をそれほど私は評価してなかった。
ラジオ番組などで、少々ダラっとした話し方をするのも、
勝負師としては気に入らなかった。

それが、どうだ。

勝利騎手インタビューでの顔や話しっぷりは、なかなかのもの。
年齢的に「化けた」というより、苦労し「成熟した」のだと思う。
良いものを見せてもらった。


相撲では、稀勢の里が全勝街道を突き進んでいる。
ついに、ついに、彼も「化けた」のだろうか?

しかし、彼は「化け化け詐欺」の常習犯だ。
昨年、11日目で2つの星の差をつけて、
それでも優勝できなかったのを見ているので、
10日目まで全勝でも安心して「化けた」と断言は出来ない。

ここから、琴奨菊と、横綱二人に敗れ、
終わってみれば12勝3敗なんてことに・・・


スポーツ観戦の最大の楽しみは、
「化けたなあ!」と感嘆する事ではないか。
ほんと、ワクワクします。

それを楽しむためにも、一つの競技を長く愛して観戦しなきゃ!

ブームの時だけ大騒ぎして、すぐに冷めてしまう連中には、
絶対に分からない楽しみがそこにはある。