全身に覚悟を詰めるスズメバチ


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 土曜日、某登山道を歩いていると、
スズメバチに「カチカチ」と警告されちゃいました。
見ると、私の1~2m前でホバリングしてお怒り中。

カチカチ音を聞くのは初めてだったので、
怖ろしいと思う反面、好奇心も湧いて来て、
立ち止まりしばらく観察させてもらいました。
じっとしていれば大丈夫のはず・・・(?)ですし。

ただ、巣は見当たらず。
土の中にあったのかもしれないけど。

巣を守るというより、
エサ場(樹液の出ている木)に近付いて邪魔するな、
という警告だったように思いました。

もちろん刺されずに帰って来ましたよ。

それ以外の行程でも、
とてもスズメバチの姿の目立つ散歩になりました。
9月ですから、これは仕方ないのでしょう。
そういう時季であります。

今後、この時期の山歩きのために、
ポイズンリムーバーを買って常備すべきかも。


 神戸市長田区での悲しい事件について。

捜索で、
ヤブをつつきまわる警官などの姿が見られました。
もしそこにハチの巣があったら・・・
そしてもし警官がショック反応を起こす体質であったら、
大変な事が二次的に起きたかも知れない。

蜂だけでなく、蚊やブヨもいるだろう。
ブヨでだって、アナフィラキシーショックは起きる。

簡単に捜索と言っても、本当に大変そうです。


 最近、日高先生の本を読んでいるせいか、
スズメバチを見ても、
彼らから何かを学べないかと考える。

生態学的な事は私の手に負えないけれど、
例えば、あの「巣を守る」迫力とかは、
人として持っていたい気がします。

どうしても恐怖心が先立つし、
好きにもなれない存在ですけどね。
でも自分の身は守りつつ、観察! 観察!!


 そうそう、遺体を遺棄しに行った犯人が、
スズメバチにボコボコに刺されまくったのであれば、
私もこのハチを好きになれるだろうな。



◎「全身に 覚悟を詰める スズメバチ

◎「スズメバチ 速き力士の 風があり」

◎「スズメバチ 手本にしたい 怒り方」



※写真は、全然別の場所で写した巣です。