願いは一つ清らかな水



◎「江戸の風味が 梅雨によく合い」

◎「願いは一つ 清らかな水」

◎「虹の不思議を 語り合う母子」


江戸時代を思う時、
夏は今よりも過ごしやすかったろうと思えるし、
冬は今よりもっともっと寒かったろうと思われる。

でも、梅雨のじめっとした不快感は、
現代人と江戸人でかなり共通するのではないか?
だから、この時期こそ、江戸の文芸を楽しむべきでは?

てな訳で、また短句です。

武玉川に、
「子に持たせても 桔梗淋しき」ってのがあります。

ちょうど、今週、
私が昨年来、植木鉢で育ててきた桔梗が、
花を咲かせました。

買った時は、矮性桔梗だったのに、
越冬させたら、普通にひょろりと育ってしまった。
背が高くなった分、「淋しさ」も増したよう。
ここにも小さい江戸があります。