明智光秀の塚で思うこと

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馬券買いに行くまでの神頼みシリーズですが、
先週は、何を血迷ったか、
明智光秀の塚」に行ってしまいました。

その日は全敗! ご利益ゼロ!! さすが光秀!!!




ところで、京都は言わずと知れた国際観光都市です。
日本人でも、京都人でも知らない光秀の塚にまで、
外国語で説明文があるのは大したものだとは思います。

でもね、でもね、この英語、何の意味があるんだ?

私が勝手に訳しましょう。


  明智光秀の墓

  1582年、明智光秀(安土桃山・戦国時代の軍のリーダー)は、
  羽柴(豊臣)秀吉に山崎の戦で敗れた。
  逃げる途中、明智光秀は小栗栖で自決した。
  家来が、彼の頭をここに埋めたと言われている。


基本的に、日本の歴史や地理の知識がないことを前提に、
外国語の説明文は書かれるべき。

安土桃山、戦国時代、山崎、小栗栖、などの単語は、
目にした外国人の99%にとって、何の意味もないはず。

読む人への配慮が全く無い、自分勝手で独りよがりの、
お役所仕事の典型ですよ、これ。


  明智光秀の墓  

  明智光秀は、
  裏切りによって短かすぎる天下を得た事で有名な人物。
  1582年、主君・織田信長を滅ぼしたものの、
  十日あまりでライバル羽柴(豊臣)秀吉に敗れ、自決した。
  家来が、彼の頭をここに埋めたと言われている。  


園橋なら、こう書きます。

脱線が許されるなら、
ブルータスとか、ナポレオンの百日天下を引き合いに出すでしょう。
明智光秀の持つ悲壮感と滑稽味を伝える努力をしなきゃ。

また、ハングルは読めないのですが、


  この明智光秀を破ったことで、
  後に朝鮮出兵を起こす秀吉が権力を握る道が開けた。


くらいは書いてあって欲しいです。



ここに限らず、何も伝わらない説明文が多すぎます。
どうせ読まれないと思ってるんか?
もっとガンバレ、京都市