盛口満著「冬虫夏草の謎」
本好きなら、好みの著者がいますよね。
私にとって、盛口満さんは、その一人です。
一冊も買ってないので申し訳ないけど、
図書館で借りられる分は全部読ませてもらいました。
順調に著書が増えているのを見ると、ファンも多いのでしょう。
本書は冬虫夏草についてですが、彼が扱うのは菌類だけでなく、
虫、哺乳類、植物など、ほとんど全ての生き物を対象にされてます。
最近は、自然を愛する人間にも興味が広がっているようです。
そんな生き物たちを愛情深く取り上げ、
溢れる好奇心のまま、
軽いフットワークで世界各地を飛び回っての細やかな観察記録と、
それを大きな生物学の枠組みに当てはめていく物語は、
どれも本当に面白い。
プロの研究家ではないからでしょうか、
目線が一般の自然好き人間に近いのが何より嬉しいです。
無理なく引き込まれる展開や、説明の仕方も分かり易いですし。
そんな目線で偉大な先人の難しい業績を、
平易に私達に伝える役割も果たしてくれています。
こういう本を書ける人の存在は、本当に有難い。
私も、彼の著作を元に、
このブログで自然を偉そうに語ったこともありました。
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本書は、沖縄本島、西表島、屋久島、鎌倉などでの、
冬虫夏草探索記と説明すればいいですかね。
特に菌類好きではない私としては、
冬虫夏草に取り付かれた人間の生態も、興味深かったです。
もちろん、冬虫夏草についての根本的な説明も、
難しいので苦しい面もあるけど、しっかりやってくれていますよ。
鎌倉の鶴岡八幡宮の境内でも、
分かる人が見たら、見つかるという点は面白いですね。
私がしょっちゅう歩いている京都の大文字山や瓜生山にも、
きっと知らないだけで生えているのでしょう。
彼の著書を読んだ直後は、
自分でも探しに行こうかと思うのですが、
行動派ではないので、いつも読むだけで満足しています。
でも、実際に見つけることは無くても、
ここにもあるんだろうなと考えながら歩くだけで、
なんだか楽しくなってくるというもんです。
そうそう、冬虫夏草から漢方の強壮剤を思い出す方が多いでしょうが、
そういった使われ方をするのはごく一部だそうで、
この本に、そちら方面の話しは無いので悪しからず。
私にとって、盛口満さんは、その一人です。
一冊も買ってないので申し訳ないけど、
図書館で借りられる分は全部読ませてもらいました。
順調に著書が増えているのを見ると、ファンも多いのでしょう。
本書は冬虫夏草についてですが、彼が扱うのは菌類だけでなく、
虫、哺乳類、植物など、ほとんど全ての生き物を対象にされてます。
最近は、自然を愛する人間にも興味が広がっているようです。
そんな生き物たちを愛情深く取り上げ、
溢れる好奇心のまま、
軽いフットワークで世界各地を飛び回っての細やかな観察記録と、
それを大きな生物学の枠組みに当てはめていく物語は、
どれも本当に面白い。
プロの研究家ではないからでしょうか、
目線が一般の自然好き人間に近いのが何より嬉しいです。
無理なく引き込まれる展開や、説明の仕方も分かり易いですし。
そんな目線で偉大な先人の難しい業績を、
平易に私達に伝える役割も果たしてくれています。
こういう本を書ける人の存在は、本当に有難い。
私も、彼の著作を元に、
このブログで自然を偉そうに語ったこともありました。
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本書は、沖縄本島、西表島、屋久島、鎌倉などでの、
冬虫夏草探索記と説明すればいいですかね。
特に菌類好きではない私としては、
冬虫夏草に取り付かれた人間の生態も、興味深かったです。
もちろん、冬虫夏草についての根本的な説明も、
難しいので苦しい面もあるけど、しっかりやってくれていますよ。
鎌倉の鶴岡八幡宮の境内でも、
分かる人が見たら、見つかるという点は面白いですね。
私がしょっちゅう歩いている京都の大文字山や瓜生山にも、
きっと知らないだけで生えているのでしょう。
彼の著書を読んだ直後は、
自分でも探しに行こうかと思うのですが、
行動派ではないので、いつも読むだけで満足しています。
でも、実際に見つけることは無くても、
ここにもあるんだろうなと考えながら歩くだけで、
なんだか楽しくなってくるというもんです。
そうそう、冬虫夏草から漢方の強壮剤を思い出す方が多いでしょうが、
そういった使われ方をするのはごく一部だそうで、
この本に、そちら方面の話しは無いので悪しからず。