猫寺参り

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今週の私のブログは、月・木と猫ネタをやってしまいました。

その締めくくりという訳ではないですが、
今日は、猫寺こと京都市上京区称念寺」のご紹介です。

西陣と呼ばれる織り機の音が聞こえるゴチャゴチャした所にあります。

ただねえ、通称「猫寺」として知られている割には、
別にどってことのない小さな浄土宗のお寺なんですよ。
猫に関連した物があるわけでもないし。

境内に猫がいるとガイド本に書かれているのを見たことがありますが、
私は確認していません(二回しか行ったこと無いけどね)。

門前の説明では、由来はこうなっています。


  (前略)寺伝によれば、三代目住職の頃、
  松平家と疎遠となり寺は荒廃していたが、
  ある夜、帰山した住職は、
  愛猫が美姫に化身して舞うのを見て怒り、これを追放した。 

  数日後、猫が住職の夢枕に立ち松平家との復縁を告げ、
  住職に報恩し、寺は立派に再興した。

  以後、寺では猫の霊を厚く守護し、
  本堂前の老松は猫を偲んで植えたものである。

  このことから称念寺はいつか
  「猫寺」と呼ばれるようになったという。(後略)


いまいち詳細の分からない説明ではあるけれど、
こんな伝説があるのなら、もうちょっと工夫できませんかね。

商売っ気のあるお寺だったら、
猫の顔をした阿弥陀像を置いてみるとか、
ネコグッズをあちこちに設置して、販売もするとか、
猫好きを呼び寄せるように努力すると思うんだけど。

と言うわけで、
「猫寺」という名に引かれてやって来る人にとっては、
ある意味、ガッカリ名所になっています。

あ、ペット供養はやってくれるそうです。



※愛猫が美姫に化身して舞うのを見て、どうして怒るんだ?
あたしなら、大喜びするけどなあ。