客は老人ばかりで赤字(「草競馬流浪記」を読む5・紀三井寺)

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紀三井寺競馬について、多くは書かれていません。

この紀行文が書かれた後の昭和63年に廃止になってますし、
「客の入りの悪い、赤字の競馬場」という言葉が
近い将来を現しています。

他の競馬場とローテーションを組んでおらず単独の開催なので、
頭数も少なく、騎手もその日は16人が登録されていただけ、とか。

そんな客が少なく、しかも老人ばかりという紀三井寺競馬編では、
昭和49年に廃止になった大阪の春木競馬の話題を含めて、
競馬狂の「業」を書かれているのがとても印象的。

(春木競馬は経営不振での廃止ではなく、革新政権誕生のため)