どうも東北は苦手だな(「草競馬流浪記」を読む13・上山)

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岩手の水沢競馬を思い出すような負け馬券が続き、
最後に鼻差で奇跡の勝利を果たした瞳先生。


  勝つことは偉いことだ。
  と、しみじみと思う。

  いや、競馬では、損をしないことは偉いことだ。
  そう思うことにしよう。


この章では、競馬談義とともに、将棋談義があって、
それが上手くリンクしているのが読みどころでしょうか。


ところで、この本にはほとんど書かれていませんが、
この全国の公営競馬場制覇を目指した旅は、
この回をもって一頓挫します。
掲載紙の出版社と、少々揉め事があったらしいです。

そんな訳もあって、最終回になるかもとの思いがあったのでしょう、
公営競馬の馬券戦術を付け足しとして入っています。


  ’呂鮓て買う
  ∪莵塒利
  7蠅辰櫃買うこと
  どず単複を買う


ですって。