内馬場は池でボラが跳ねる(「草競馬流浪記」を読む19・高知)

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ノミ屋の高知と呼ばれているそうである。


  去年、高知では八百長事件が発覚して、一開催が中止になった。
  これは、覚醒剤使用の騎手が検挙られたことに端を発した。
  その騎手がうたってしまったのである。
  馬主もからんでいたという。
  馬主がノミ屋にいれるということも平気で行われていたらしい。
  また、ノミ屋のなかに厩務員もいたそうだ。
  薬物使用もあって大事件になった。


う~む。ハルウララの高知とは、印象が違いますな。

そんな恐ろしい人間社会のドロドロがある一方で、
内馬場が池になっていて、ボラが跳ねているという。
子供が入ってきて、その鯔を釣るのだそうだ。
牧歌的ではあるけど、馬場内で約十センチの釣針が見つかったとか。
危険極まりないとは、このことか。

この紀行文には、沢木耕太郎が出て来ます。
高知に来た訳ではないですが、万馬券を一点でゲットされています。