温暖化問題について

珍しく真面目一辺倒の記事です。

もっと勉強して書き足したい内容なので、
まずはコメントお断り記事とさせて下さい。




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気象庁ソメイヨシノ開花予想は、
なんとも情けない訂正・修正になりました。

静岡の予報など、当然、ヘンだと感づいて、
計算方法や元データを確認してから発表するのがプロだろ?
三月の寒さを予想できなかったのも、どやろ?



ここから本題です。

少し前、IPCCが未来の地球の姿を発表しました。
数十年後の地球は、とんでもない気候になっちゃうそうです。

この予想を鵜呑みにした報道が多かったけど、
私は、半信半疑の目で見ています。

一ヵ月後の気象予報がこれほど外れるのに、
数十年後の気候が、どうして予想できるんだ?

ただの言い掛りに聞こえるかも知れないけど、
実際、気候についていろんな本を読むと、
「現時点の知見ではこう予想するのが無難かな」
というレベルの作業をやっているとしか言いようが無いです。

気象予報も、経済予想も(中国発株安を予想した専門家はいたか?)、
競馬の予想も、未来予想なんて、外れるためにあるようなもの。
外れるから意味が無いとは思ってませんけどね。

今回の場合、記録的な暖冬や、ゴアの映画とかが重なったから、
妙に信憑性が高まって伝わってしまいました。

でもおそらく、気象研究に真摯に取り組んでいる研究者ほど、
「実はまだよく分からないんだ」と述懐するはずです。

IPCC批判はしたくないけど、
単なる科学者の集まりのはずなのに、
国際政治に大きな影響力を持ちすぎたのでは?
政治的意図が、科学的判断に影響した点はゼロですか?



こう書くと、
私が環境問題に消極的な人間に思えるかもしれませんが、
全く逆のつもりです。

今やるべきなのは、
出来るだけ化石燃料などの使う量を減らし、
地上を出来るだけ植物(適地適植生)で覆うこと。

私が言いたいのは、
地球温暖化が心配だから、これらを進めよというのではなく、
温暖化問題が無かったとしても、これは進めるべき、ということ。

本来、環境問題は、もっと多様であったはず。

森林減少、水質汚濁、海洋汚染、生物的多様性の減少、大気汚染など、
現代社会はたくさんの環境問題を抱えています。

でもここ十年ほど、「環境問題=地球温暖化」みたいになり、
他の問題が話題になるケースが減ってます。
だからと言って、温暖化以外の問題が解決された訳でなく、
緩和されたとも思えない。

もちろん温暖化は大変だけど、
疑問も残る将来の不安を解消するために巨費を投じるより、
現実に悪影響の出ている問題に回す方が効率的と思えたりもする。

現代人は、環境問題を含めて、たくさんの問題を抱えてます。
解決すべき問題に優先順位を付けろと言われたら、
地球温暖化問題はトップではない、
結構下の方ではないかと私は思っているけど、どうだろう?
これは私的な思いでしかなく、根拠は薄い。
でも熱帯での森林減少やチンパンジーなどの絶滅危機対策を、
温暖化対策より優先してほしいとの思いは、間違っているだろうか。



ゴア前副大統領にお願いしたい。
不都合な真実」の続編で、
他の環境問題も映画の題材にして、世界に問うてほしい。
護岸工事と魚の生態についてなんて、どうですかね。

魚の生態問題では、ブッシュ批判に繋がりにくいから嫌だというなら、
真の環境保護論者ではないと言うことかも。

その前に、自宅にあるとかいう温水プールを封印してね。