甲山百景18

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兵庫県西宮市香櫨園浜近くの夙川にかかる橋から。
海近くから見た甲山です。

西宮というと宮水の酒どころ。
江戸時代には、たくさんの清酒が江戸へ下っていきました。

樽廻船の船頭さん達は、
どんな気持ちで甲山を見たのでしょうね。

特に帰途、命あって帰ってきて、
「やっと妻子の元に戻ってきた」との安堵の思いを、
この山は呼び起こしたのだろうと思うのです。
「ついに戻ってきてしまった」と、青ざめた人もいたのかな。

また、赤穂とお江戸を行き来したはずの四十七士たちに、
甲山を見る余裕はあったのでしょうか。
時節柄、そんなことも想像します。


ちなみに、この夙川は、桜の名所です。
来春、気が向いたら、桜と甲山の写真を撮りましょうぞ。
大混雑だろうけど。