美少女を美の少なる女と書くは何故?

◎川柳「美少女を 美の少なる女と 書くは何故?」




私は以前、
マレーシアという東南アジアの国にしばらく滞在していた。

事情については、
書けば長くなるし、書きたくない事もあるし、
省略させてくださいませ。

で、当時、日本語の活字欠乏症が深刻でございました。

首都に出れば紀伊国屋などの日本の本屋さんがありますが、
どうしても値段は日本よりも高く、
当地の物価水準からすると不条理ですらあったし、
私自身の資金も潤沢では無かったのです。

そんな中、一時帰国した際に慌しく買ったのか、
知り合いが日本から来た時に持って来てくれたのか忘れましたが、
コーランの響く宿舎の狭い部屋のベッドに一人用の蚊帳を吊り、
狂おしい思いで読んだのが、
開高健著・水村孝写真「もっと広く!」の上下でした。

そして私は、中のこの写真にノックアウトされたのです。

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活字を求めていたのに、写真に感動するのもヘンですが、
「天使だ!」と、我が魂が震えました。
二十五か、六歳のときのこと。

今でも、心を強く動かされる一枚です。

この子が可愛いのも確かですが、
魚を持つという演出が素晴らしいですねえ。
女性を生き生きと美しく見せる最高のポーズかもしれませんな。

レモンを持ってる表紙写真の雑誌があるけど、
あれも生きた魚に替えたらどうだろう?

バレンタインにチョコの代わりに、
こんニャ魚を下げてくる女の子が現れて欲しかったニャ。

何故ネコ語にニャってしまうか分からニャいんだけど、
どうしてもこうニャってしまうんだニャ。

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あっ、何かおかしいと思っていたら、
貴様が俺に乗り移っていたのか!

何だか尻すぼみの記事になってしまって、ゴメンチャイ
落ちを思いつかなかったのさ。