のらねこ妄想劇場

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よく行く甲山森林公園にて。


園:これはこれはよくお見かけする猫さん。
  そんなベンチの裏じゃなくて、こっちおいで。

猫:イヤだね。
  アンタは俺たちにとって要注意人物なのさ。
  餌をくれそうな素振りを見せて、写真だけ撮って帰りやがる。
  モデル料のツケが貯まってるんだよ。
  何か食い物をよこしな。

園:そんな疑いの目で見なくてもいいじゃないか。
  この公園は猫や野生動物に餌をあげるのは禁止なんだよ。
  人通りがあるときには駄目なんだ。

猫:へっ、下らん言い訳だ。
  本当の猫好きなら、そんな規則は無視するね。
  アンタはエセなんだよ。
  そしてケチなんだ。

園:まあそう言わずに、こっちにおいで。
  このすき間からは手がそっちに届かない。
  餌は人通りが無くなってからにして、首筋でも掻いてやろう。

猫:いや食い物が先だ。
  ほら、いい具合に人通りが無くなった。
  今がチャンスだぜ、ケチでないところを見せてみろよ。

園:う~ん。今日は小魚を一匹持っているだけなんだ。
  それでいいなら・・・

猫:ナニ? ケチの園橋が小魚を持っているって?
  信じられんな。
  おい早くよこせ、人が来る前に、他の猫が来る前に。

園:うーん・・・
  でもこれ、君が気に入るかどうか・・・

猫:随分歯切れが悪いな。
  魚なら何でもいいんだぞ、久しく喰ってないんだから。
  まさかタイヤキとか?

園:いや、タイヤキではないんだけど・・・

猫:何なんだよ、イライラさせやがって。
  早く見せてみろ!

園:うん、これなんだ。

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猫:・・・テメエ、いい根性してるじゃないか。
  俺たちの実力を忘れているようだな。
  いや、言い訳は無用だ。
  今日という今日は許さん。


かくして日曜日の我が馬券は全敗という羽目に・・・