菜の花に紙相撲のごと幼子が

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◎短歌「菜の花に 紙相撲のごと 幼子が
                トコトコ寄れば 行司ミツバチ」





一月に、相撲の座布団投げについて話題にした。

その後、次の川柳を知ったので、紹介させてください。
山路閑古著「古川柳名句選」より。


  ◎柳多留「角力好き 女房に羽織 ことわられ」

  羽織をしばしば投げるので、
  女房に苦情をいわれたというのであろう。
  脱いで投げた羽織は、
  後で男衆が持って礼に来るので、
  その時引替えに祝儀を渡して、
  羽織を引きとるのが定法であるが、
  引き取らないで羽織まで与えてしまう場合もあるのであろう。


江戸時代には、
贔屓力士が勝ったら羽織を土俵に投げる習慣があったんですねえ。

それが座布団投げのルーツなのでしょうか?

だとすると、
座布団を投げた観客は勝ち力士に祝儀を渡す義務があるはず。
無責任に投げ逃げをするのは、品格問題ですぞ。


菜の花について語るつもりだったのが、
相撲の話になってしまった。

◎「菜の花や 月は東に 日は西に」

◎「春場所や 白鵬は東に 朝青龍は西に」 

ま、東西の話題ということで。