イヤ~な気持ち

先の週末以来、非常に嫌な気分なのである。

それをここで記事にしようかどうか迷ったのだが、
思っていること、感じている事を素直に書いてみることにする。

2月の終わりが締め切りの某お茶会社の俳句募集があって、
高賞金にひかれて出してみた一句なのですが・・・


◎俳句「秘密基地 壊しに行った 春休み」


私は、子供時代のノスタルジックな気分を
川柳や俳句にすることがあって、
本ブログでもたびたび出させてもらっている。
この句も、その中の一つである。

小学生の一時期、ドブ川の土手に秘密基地を作って遊んでいた。
それは、私が3月の終わりに引っ越して転校したことで終わった。
あの時の気分を句に込めてみたのである。

これが俳句として、どう評価されるかは分からないけど、
私としては「自分らしいな」と満足し、応募した後は忘れていた。

そうして先日のあの男の子の死亡事故なのである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?clu=20080329-00000901-san-soci

もちろん偶然の一致なのだけど、
予言してしまったのかもと思うと、
暗くて苦いものが胸にこみ上げてくる。

と言って、
作り手として、この句を否定したくはない。
否定してはいけないのだ、との思いも湧き出てくる。
自分としては、思いがこもっていてやっぱり好きな自作句なのだ。

「兎追いしかの山」で遭難した人もいるだろうし、
「小鮒釣りしかの川」で溺れ死んだ人もいるだろう。
それでもやはり「ふるさと」は名曲だ。
比較の対象にするのも、おこがましいけれど。

実は僕たちが秘密基地ごっこをやっていた頃、
同じ学年の別のクラスの子が、
親が沸かしすぎた風呂にはまって全身ヤケドで死ぬという事故があった。
あれから長い時が経っているけど、彼の親族は、
今、風呂や温泉に関するのんきな川柳を見てどう思うのだろう?


何を書きたいのだか、さっぱり分からない記事になってしまっているが、
とにかく現時点の私は、嫌な気分なのである。
私とは全く無関係の事故なのだから、
記憶が風化してしまえば、普通の自作句として楽しめるようになるはず。
そう無理やり強がりを言いつつ、「でもやっぱりな」と心に棘が残る。


本記事は、酒を飲みながら書いた。