視力の話

これは、私がたまに書いている海外での体験談です。

英語などの外国語は、
日本で勉強していても上手になることは少なく、
現地に赴いてウロウロしている間に何とかなるものである。

ただ、やはり困るのは、病気になった時。

私は、東南アジアに滞在している間に、一度だけ医者にかかった。
眼科である。

何かで眼球の表面を薄く傷つけてしまい、
ぼやけて焦点を合わせずらくなってしまったのである。

診察に行く前には、和英辞書を引っ張り出し、
目や、目の病気に関する単語を暗記しました。

 瞳孔 pupil
 乱視 astigmatism
 近視 myopia

など、自分の目について説明できるように、
医者の言葉を理解できるように、おさおさ頑張ったんですよ。
しかも、目が見えにくい状況で、辞書の細かい字を読んで。

でもいくら準備しても、十分ということは無いんですねえ。

総合診療所に行って、受付で一頓挫してしまったのでございます。


  「私の視力は0.1以下です」


とても簡単な英語なのに、通じない。

えっ! 
もしかして視力の測り方って日本と海外では違うの?

結局、私の症状は視力とは無関係であってので、
分からぬものは分からぬとして診察は受けました。
しばらくして、目もすっかり治りました。

でも、英語で視力を表す方法はいまだによく分からない。


  英米では視力の測り方は20/20 vision と表わし
  twenty-twenty vision と読んで「視力正常」を意味する.
  なおこの2倍の大きさの字しか読み得ない視力は
  twenty-forty (=20/40) という

  New College Japanese-English Dictionary,
  4th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1933,1995,1998


ふ~ん、分かるような分からぬような。

数字の表し方が少数か分数かの違いで、
基本的には日本も英米も同じ指標であることは確かなようだ。

日本での視力1.0が、20/20なのだとしたら、
視力0.1は、20/200と表現すればよかったのかな?

でもやっぱり、こういうのは国際的に統一して欲しいよ。

また、メチャメチャ視力の良いモンゴルやマサイの人たちで、
視力20.0以上の人はどうするの?
分子の方を変えても良いのだろうか?

詳しい方がおられましたら、ご教授ください。