また見たい花の途絶えぬ国であれ

◎川柳「また見たい 花の途絶えぬ 国であれ」





先日、阪神競馬場で目を血走らせていると、
インストルメンタルながら「涙そうそう」が流れてきました。

おいおい、コラコラ、競馬会の連中っ!

あたしゃ、あの曲を聴くと涙腺が緩むんだ。
馬券の事を考えている時に、泣かさんといてくれっ!


人それぞれに、
聴くたびに涙がこみ上げてくる曲があると思います。
私の場合、洋楽好きなので英語の曲が多く、
"White Christmas"がその代表なのですが、
他には例えばこの曲もそうなのです。


  ♪エーデルワイス

  Edelweiss, Edelweiss
  Every morning you greet me
  Small and white clean and bright
  You look happy to meet me
  Blossom of snow may you bloom and grow
  Bloom and grow forever
  Edelweiss, Edelweiss
  Bless my homeland forever.

  エーデルワイス エーデルワイス
  毎朝 君は私に挨拶してくれる
  小さくて白くて 汚れがなくて輝いていて
  君は私と会えて幸せそうに見えるよ
  雪のような花を 君は咲かせ育むんだね
  いつまでも咲かせ 育み続けるんだね
  エーデルワイス エーデルワイス
  私の祖国にいつまでもお加護がありますよう
  (園橋が適当に和訳しました)


特に、「君は私と会えて幸せそうに見える」のフレーズが好き。
花を見た人が幸せな気分になるのは普通ですけど、
花の方もそれを喜んでいるように見えるとの感覚が素晴らしい。

昨日の母の日には、
たくさんの花が行き交ったことでしょう。
花たちにも、たくさんの喜びがあったことを信じたい。


ちなみに、この歌詞はOscar Hammerstein 胸瓩、
胃ガン末期の苦痛の中で書いたものだそうだ。
彼は、ミュージカル"The Sound of Music"が上演されてから、
わずか九ヶ月後にこの世を去っている。

シンプルで慈しみの心が溢れ、限りない透明感を持つこの歌詞は、
死に直面した人間だからこそ作れたのかもしれない。