御静聴ありがとうねとセミは死ぬ

◎川柳「御静聴 ありがとうねと セミは死ぬ」






関西は、最高気温33度超の暑さが戻ってきました。
でも空気は真夏とは異なり、さわやかな感じです。
やっぱり季節は秋。

この暑さで、セミも戻ってくるかと思っているのですが、
鳴き声は細々としか聞こえませんねえ。

セミ川柳を大量に作る園橋としては、困っておりまする。



専門家にお尋ねしたい事があります。

残暑が続く年だと、
9月に入ってもアブラゼミクマゼミが鳴いています。
でも今年のように早々に気温が下がってしまう年もあります。

セミの寿命は一週間程度といいますよね。

と、言うことは、
例えば今年の8月後半に土から出て成虫になる予定だったのは、
次の年に繰り越しとなってしまうのでしょうか?

また、残暑がいつまでも続く年の場合、
本来なら次の年に出てくる予定だったのが、
前倒しで一年早く成虫になって土から出てくるのでしょうか?

12月までセミが鳴くような猛残暑が続いてしまったとしたら、
翌年には出てくるセミがいなくなってしまうなんてことは?

それともセミというのは賢い本能を持っていて、
夏の長さを地中にいながら事前に分かってて、
調整をしてでてくるんでしょうかね。
カマキリの卵の位置で、雪の深さが分かる例のように。




◎川柳「『気は済んだ?』 セミの死骸に 聞く初秋」

◎川柳「里ごころ つきて土へと 帰るセミ