騙されて笑っておれる幸せさ

◎川柳「騙されて 笑っておれる 幸せさ」





オーストラリアで山火事がとんでもない状況になっている。

1983年に75人の死者を出した「灰の水曜日」という大火災より、
今回の被害は深刻であるのだとか。

この「灰の水曜日」に関連したエピソードを、
我らが井崎脩五郎氏が、本に書かれていました(タイトル失念)。

火に囲まれた夫婦が、自分の幼い子供を袋に入れ、
リバーアデレイドという馬に括り付けて走らせると、
見事に馬は火災を突破して子供の命を救った。
しかし馬は全身大やけどで、間もなく落命。

うろ覚えですが、こんな内容でした。

何故、これを私が憶えているのかというと、
もっと詳しい事情を知りたくてネット検索をしてみたんです。
ところが、どう調べても該当する内容が出てこない。
井崎氏によると、この英雄馬銅像が建設中とのことなのに。

さらにいろいろ調べてみると、
井崎氏が書く競馬珍話集には創作も多いのだとか(Wikipediaより)。

「チクショー! 騙された!!」

が、井崎脩五郎に騙されたと悔しがる方が悪いのである。
騙す専門家なんだから。



ただ、オーストラリアの山火事では、
馬の被害も大きいのは確かであるようです。
検索をすることで、その事実を思い知りました。

まだ被害拡大中で、人的被害の把握も満足になされていない状況で、
馬を心配するのも何ですが、
馬に限らず家畜の命や、野生生物の命など、
最小限の被害で終息してほしい。切に。

雨よ降れ!