優駿

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近所の図書館の、昨年末頃の雑誌コーナーは悲惨だった。
「本雑誌は休刊に・・」との貼り紙だらけ。

それが昨日行ってみると、新しい雑誌の購読が始まっていて、
歯抜け状態は一応治癒されておりました。

で、その中に、「優駿」もあったんですねえ。

阪神競馬場を持つ宝塚市の図書館なのだから、
JRA広報誌があっても不思議でないとは思うけど、
どーなんでしょうなあ。
まあ、休刊や廃刊になる可能性が極めて低い雑誌であるのは確かでしょう。



皮肉な目で見てしまうのは、私はこの雑誌に嫌な記憶があるからです。

競馬を始めてからしばらくの頃、90年代前半ですが、
この「優駿」を定期購読してました。4、5年ほど。
当時はネットも無かったから、ある程度役に立ってたんです。

どういうきっかけだったか忘れたけど、
本棚にずらりと溜まってしまったのが邪魔になったので、
段ボールを買ってきて古い優駿を詰め込んで、
持ち上げようとした時、


  腰が「ピキっ!」


いやあぁ、これは危険な雑誌なのです。重い。

この直後という訳ではないけど、
そのうちに定期購読をやめ、バックナンバーも捨てました。

以来、手にすることも稀になり、
昨日図書館で眼を通したのは10年ぶりくらいかもしれません。



改めて読んでみて、内容がほとんど変わってないことにビックリしました。
「旧態依然」と言ってしまうのは失礼なのかなあ。
ある意味、もう形式としては完成してしまっているので、
変える必要はないとも思いますしね。

10年間も読まずにいて損をした、とは思いませんでした。
むしろ、これなら購読をやめた判断も間違ってなかったな、という感じ。

妙に突き放して読んでしまう私なのであります。

まあ考え直してみれば、
本や雑誌を段ボールに詰めるのは間違いと教えてくれた
恩人雑誌でもあるんですけどな。