朝顔に美化した過去を笑われる
小学生の頃からずっとお付き合いをしているので、
朝顔には過去を知り尽くされているような気がする。
ガキの頃、小便を漏らしたり、学校で泣いたり、
犬のフンを踏んでしまったり、
そんな知られたくない事を知っている顔で咲いている。
自分の過去ってのは、とかく美化したいものなんだけど、
夏になり朝顔が咲くたびに、みっともない記憶が蘇る。
「恥ずかしい過去を隠そうとする事の方が、よっぽど恥ずかしいんだゾ」
分かっとるワイ！
でもそうしてしまうのが人間ってもんやんけ！
ところで、なのです。
私は、「ちびまる子ちゃん」の第一巻第一作が大好きなのです。
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小学生のまる子ちゃんが、一学期の終わりに、
重い朝顔の鉢をヨタヨタと持って帰るシーンがあります。
要領のいい子は、夏休み前に計画的に分散させて物を持って帰るのに、
まる子は学校に置いていた物を全て終業式の日に持って帰る。
これには泣かされました。
私が読んできた漫画の中で、最も印象的な場面でございます。
この写真は花壇のものですが、今でも鉢植えの朝顔を見ると、
かつての自分と、ちびまる子ちゃんのエピソードを思い出します。
