照葉の森や古神の眠る須磨
◎雑俳「照葉の 森や古神の 眠る須磨」
須磨の山の、ウバメガシを中心とした照葉樹林です。
私は、どちらかと言うと、落葉広葉樹林を歩くのが好きです。
関西のこの辺りだと、クヌギやコナラが中心になります。
でも、常緑の照葉樹林も独特の雰囲気があって良いんですよねえ。
この場所は、
潮風の影響があるし、
土壌も肥えているとは言い難いし、
昔の薪や炭としての利用された影響も残っているようで、
典型的な照葉樹林とはなっていません。
かなり樹高が低いしね。
それでも、暖地の古風な神様の存在を感じるんだなあ。
明るい落葉樹の森から、昼なお暗い照葉樹林に入った途端、
心持ちがまったく変わってしまいます。
その変化を自在に文章に、いや俳句にでも出来たら!
まだまだ修行が足りません。