ボロ眼鏡ガムテープにて直す奴

◎短歌もどき「ボロ眼鏡 ガムテープにて 直す奴
                    妙に馬券が 上手い憎さよ」



随分前のことを思い出した。

競馬場だったか、場外馬券売り場だったかで、
私のすぐ近くにいたオッサンが、
ガムテープで修繕した眼鏡をしていたのである。

レンズ部分は無事で、
フレームが折れるか割れるかしているらしきを、
ガムテープで無理やり引っ付けておられるのです。

「ツワモノやなあ」ってのがワタシの素直な感想。
掛け心地も悪いだろうにねえ。

ところが、そいつがよく馬券を当てている雰囲気なのです。
ずばずばと的中、的中。

「こんな奴に負けてタマルカ!」と思えども、
こっちは敗北、敗北。。。

あんなによく当る眼鏡だからこそ、
徹底的に修繕して使っていたのかなあ。
女神がついていたのかも知れぬ。


ええっと、こんな事を書いたのは、
私自身が本日から新しい眼鏡にしたからです。
そして、馬券の方は全敗だったのです。
眼鏡のせいにはしたくないけどねえ。