服部駅のクスノキ

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駅中に、ホームと屋根を突き抜けて、クスノキが生えています。
元々は服部天満宮の境内だった所に駅を作ったので、
御神木として残したらしいです。

こういう風景、とっても好き。

御神木を伐って祟りが云々、との噂はよく聞きますから。
ビビっちゃったんだろうなあ。


私自身、一応自然が好きな人間であるつもりですが、
積極的に好きというより、
傷つけたら悪いことが起きるに違いない、
との小心者的な方が強いかもしれない。

最近、馬券がさっぱり当たらないのは、
神の使いの蟻んこでも踏みつぶしたからかも。
そういう発想をする人間なのです。

「自然は貴重だから守りましょう」とは、
いろんな機会に喧伝されて、定着したものと思われます。

その一方で、「自然を傷つけたら祟るよ」と脅す事も大切。
こちらの方を、今の日本は忘れかけているようです。

そんな人間にとってとても大切な、
「自然への畏れ」をこの立派なクスノキは表してくれています。


ところで、駅中のクスノキというと、
関西では京阪電鉄萱島駅の大クスの方が有名です。
あちらは高架の駅で、二階のホームと屋根を突き抜けてますから。
降りた事は無いですが、特急で通過の際に見ても、実に見事です。

このような木のある駅って、
全国にはどれくらいあるんでしょうか?
駅が出来てから構内に植えられた木というのは多いだろうけど、
元々あった木をそのままプラットホームに残している駅は。

Wikipediaをみると、
服部駅から萱島駅へのリンクがあって、
萱島駅からも服部駅へのリンクがあるだけ。

まさか、この二駅だけ。。。?