鎌倉峡
兵庫県神戸市の鎌倉峡を歩いてきました。
ハイキングガイドに載っているので甘く見ていたのですが、
JR道場駅から進んでいくと標識に「上級者向け」とあり、
少々おっかなびっくりでございました。
(入口の所で、数日前から行方不明者が居る可能性を聞いて、
さらにビビったり・・・)
まあ、一応、自分の力は分かっているつもりです。
無理ならすぐに引き返そうと思い、進みました。
で、実際は・・・
確かに厳しかったあ。
一度も転ばず、足元も濡らすことなく、
カッコ悪いくらい慎重に足場を確かめゆっくりと歩き、
渓谷美を楽しむ余裕を持つことは出来ませんでした。
鎖をつたったり、石づたいに渓流を渡ったり、
岩を抱きながらそろそろと進んだり、
ぬるぬる滑る岩に「おっとっと」とバランスを崩したり。
明らかに上級者ではない私でも歩けたのは、
しばらく雨が降っておらず、水量も少なかったから。
我がへっぴり腰を見て、サワガニさんも笑ってました。
そして、アオダイショウ(たぶん)の幼蛇くん。
この子がいたのが安定した岩場だったから助かりました。
鎖場で見かけていたら、驚いて川に転落したかもしらん。
さて、私が持っていたハイキングガイドでは、
最後まで渓谷沿いを歩くコースが紹介されていたのですが、
実際には途中から脇に抜けるのが一般的らしいです。
ガイド本に忠実に行くつもりだった私は、
道が分からなくなって薮こぎをする羽目に。
マツタケ山の入山禁止ロープにも邪魔をされ、
道なき薮を漕いで行くと、ゴルフ場の有刺鉄線が・・・
ゴルフ場沿いに薮こぎをしたら、
どこかの道に出るだろうと思って頑張ったのですが、
サルトリイバラに引っ掻かれるなど状況は悪化し、
結局、元に戻ることに。。。
40分から50分くらい無意味な薮こぎをしちゃいましたあ。
ゴルフ場からは、楽しげな嬌声も聞こえてきます。
あれを聞きながらの薮こぎは、辛かった。。
このリンドウが、不毛なる薮こぎの唯一の救いでございました。
◎川柳「ゴルフ場 横目に薮を 漕ぐ辛さ」