沖縄の鉄道好きを思い忍

◎川柳「沖縄の 鉄道好きを 思い忍」



以前にもここに登場した親戚の子は、「鉄ちゃん」である。

とっても気のいい子なので、
どこか一緒に乗りに出掛けるのは構わないのだが、
最近、恐れていた事態が起こりつつある。

「○○線は?」「父さんと行った」
「△△電鉄は?」「じいちゃんと行った」

時刻表の路線図を眺めつつ、考え込んでしまう。
大阪近郊の鉄道は、制覇に近付きつつあるのだ。
つまり、行く所がだんだん無くなりつつある。
夕食時までに連れ帰るとの制限があるから、遠くへは行けない。

ページをめくり首都圏の路線図を見る。
数多くの鉄道があり、鉄ちゃんにとってはパラダイスだろう。

が、しかし、これは無い物ねだりだよな。
ここ大阪近郊だって、日本の中では、
いやきっと世界的に見ても、かなり恵まれた環境なのだから。

沖縄の鉄道好きってのは、どうされているのでしょう?
そもそも存在しないのか?

数多くの鉄ちゃん達は、もし江戸時代に生まれていたら、
何が好きだったのだろう???