藤子不二雄「オバケのQ太郎4」

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よく知られている事だとは思うが、
藤子不二雄の大ヒット作「オバケのQ太郎」は、
長らく絶版状態が続いていて、読む事が出来ませんでした。

そんな幻の名作の封印が、一昨年辺りから解かれ、
我が近所の図書館にも入っていたので借りて読みました。

ほぼ初めてだったので
「へえ、こんなマンガだったのか」
との発見があり、とても面白かったです。

ま、改めて私が評価するレベルの作品では無いでしょう。
これからまた、時代を越えて愛され続けると信じております。


で、読んでいて、強く時代を感じたのは、
繋がれていない犬がたくさん出てくる点でした。

Qちゃんの犬嫌いをオチとして使う必要があるので、
当時の実情以上にオーバーに描かれているのでしょうか?

いや私の子供時代にも、
ノラ犬が結構いて追いかけられた記憶があるので、
時代が変わったのだと言ってよいのでしょう。

ハクション大魔王も犬嫌いだったような気がします。
この児童マンガの定番だったネタも、
繋がれていない犬がほぼ見られない現代では使えないのでしょう。

靴を集める犬も出てきます。
犬が靴を集めるなど、本当にあったのかどうかすら、
今となっては俄かには信じがたい気がします。

あれは革靴だったから、集めたんですかね?
布やゴムの靴も集めたんでしょうか?
下駄やサンダル、ワラジは?

またも我が子供時代の記憶なのですが、
友達が野球のグローブを盗まれて、
取り返したものの歯形でボロボロになってました。
あれも革だったから?


◎川柳「本能を 埋めて隠して 今となり」