雑巾も臓器も買える良き時代

◎川柳「雑巾も 臓器も買える 良き時代」
 
 
 
子供の頃、新学期が始まる前になると、
母が人数分の雑巾を縫ってくれてました。
高学年になると、自分で縫っていたような記憶もあります。
縫い目が二センチくらいの大雑把なのを。
 
その後、初めてホームセンターに入ったときに、
雑巾が束になって売られているのを見て驚いたのを憶えています。
買う物であるという発想がなかったもので。
 
「作る物」から「買う物」への変化って、他にもたくさんありました。
ミネラルウォーターやお茶など、
当初は違和感があったのですが、もう普通になってしまいました。
 
で、いつの間にやら、
暴力団に頼めば、臓器も買える時代になっていた。
 
ぞうきん、ぞうき、と来たら、次は象でしょう、きっと。
そうしてそうして、その次は・・・「ゾッ」としますなあ。