新年は図書の返却期限から

◎川柳「新年は 図書の返却 期限から」



図書館で本を借りる際、
司書のお姉さんに「1月△日までにお返しください」と言われると、
ああ年の瀬だなと実感します。

しかし今年は・・・
web上で延長手続きしたら、返却期限が来年と出てきました。

味気ない!

便利になるのも良し悪しですね。
図書館に行かずともネットで延長出来ると知った時は喜んだんだが。
やっぱりこれはお姉さんか、せめてオッチャンの声で知りたかった。


考えると、図書館も風情の無い場所になって来ました。

以前は、借りた本の後ろ扉に紙が貼ってあって、
借りた人の名の自筆と、ハンコでの返却期限が載ってました。
人気のある本は借りる人が多いから、紙が何枚も重ねて貼ってある。
逆にマニアックな本は、三年に一度しか借りられてなかったりする。
そんな事が分かるのも楽しかった。

あまり人気がなく借りられてないけど、
読んでみたらとっても面白くて気に入った本があった時、
これを以前読んだのはどんな人だったんだろう、と想像もしました。
それが女の人の名の場合は、ドキドキしちゃったり。
でも、

 園橋軒子 S54.12.20
 園橋軒子 S55.01.07
 園橋軒子 S55.01.21

とかだったりすると、
「こんな本を読むのに2週間×3回もかかったとはアホかも?」
と、憧れるのを考え直したりも。

現代だと、そんなのも、個人情報だから、となっちゃうんだろうか?


※借りた人の名前が載っているのは、
借りる際に図書館に置いて来るカードの方だったっけ?