兵庫散歩(まだ散歩ははじまらない)
さて、昨年末、書くと表明してしまったが、
まだまだ散歩ははじまらないのである。
文章の書き方に、戸惑っているのである。
ユングという高名な心理学者がいた。
彼の著作は悪文と評判らしい。
私も幾つか読んだが、何を言っているのか分からぬ事が多い。
言いたいこと、書きたいことを、単刀直入に表現しないのだ。
物事の焦点に切り込むことはせず、
その真実の周囲をぐるぐると回っている感じの文章で、
慣れぬとかなりイライラさせられる。
しかし逆に、言い切ってしまうと、
切り捨てられてしまうもやもやとした部分が出てしまう。
ユングの文章はそこを捨てることがない。
曖昧な物事を曖昧な文章で書くことにも意味はあるのである。
意外に、もやもやとした部分こそ大切であったりするのだし。
歴史的人物の文章を引き合いに出して申し訳ないが、
私はどちらかというとユング先生とは逆で、
短くて端的な文章を書こうとする癖がある。
しかも切り取る腕が悪いので、情けない言葉の羅列となったりする。
でも、この兵庫散歩は、ダラダラした文章で書きたい。
箇条書きの延長線にあるようなのではなく。
練習の意味も込めて。
しかしそんな事が自分に出来るのかなあ。
自信ないよ。
そんなこんなで、もぞもぞしている所なのです。
とはいえ、ちょっとは散歩もいたしましょう。
写真はJR和田岬駅です。
私、この和田岬線には乗ったことがありません。
だって、この極端な時刻表を見て下さいよ。
神戸市のど真ん中を走る路線なのに、昼間には全く動いてないのです。
通勤専用。
多分、もうすぐこの路線の廃止が決まるはずです。
鉄道ファンにとっては名物線でしょうが、切り捨てられちゃうんです。
上の文章の流れに、ちょっとは関連しているでしょうか。