雪見御所(兵庫散歩)

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清盛は、福原に幾つかの邸宅を持っていた。
その内の一つを「雪見御所」と言う。
「雪之御所」や「雪御所」との呼び方もあるらしい。

写真は、その跡地と呼ばれる場所の碑です。

普通に考えて、雪が降るような場所ではない。
現在の気候なら、数年に一度くらい。
当時は今以上に降った可能性はあるが、
京の都に比べると量も頻度も少なかったはずだ。

では何故、「雪」なのだろう?

素人の素朴な疑問なのだが、
ざっと関連本を読んだり、ネット検索した限りでは、
その答えは出て来なかった。

場所は、兵庫津から山の方へちょっと登った辺りで、
きっと当時の湊の様子や海がよく見えたに違いない。

白い砂や砂利を雪のように敷き詰めた庭があったのだろうか?
それとも海の白波を、雪と例えたのだろうか?
もしかして、単なるハッタリ!?


◎「時空超え センス問われる 名前あり」


清盛自身が名付けたのかどうか分からないが、
海の見える邸宅を、雪見と呼んで暮らしていたと言うだけで、
「ただ者じゃない」感じがします、私には。