苦虫ものびのび遊べ秋の山


以下、まとまりのない雑文でありまする。


◎感動屋?

最近、ちょっとヘンである、ワタシ。
9月に入ってから、妙に感動屋になりつつある。

本を読むと、どれも面白く思えるし、
競馬のレースは馬券が外れても楽しめているし、
音楽、文章、写真、俳句・川柳などにも、
いつも以上に心を動かされている。


◎蜘蛛

土曜日、滅多に行かない山道を歩くと、蜘蛛の巣だらけ。
メガネがネトネトになるなど、不快!

しかしまあ、関西では、特にここ兵庫県では、
セアカゴケグモという外来の毒蜘蛛が大量に見つかりました。
大騒動にはなってませんが、子供がいる家庭や、
犬を散歩させる人などは気になってると思います。

毒蜘蛛でない、普通の日本の蜘蛛を、
通り道だからと巣を払ってイジメるのは申し訳ない気もします。
「すまんのう」と謝りつつ進むつもりだったのですが、
あまりに数が多いので、次第に「クソったれ!」と。
なかなか人格は磨けぬものです。


◎ワレモコウ

そんな蜘蛛の巣ヤブ地帯を抜けて、草地に出ると、
ワレモコウが咲いていて、ホッとしました。

メガネを拭き、息をつきつつ花を写していると、やぶ蚊!

3か所刺され、2匹を殺したら、手のひらが血で赤黒くなった。
ワレモコウの花の色だった。


◎美とは

ちょうどその時から、背中に異物感が。
でも蚊だらけの場所で止まってはいられないので、
住宅地まで下りてから、シャツの中に左手を入れました。

何かが触れたので、見ると・・・

赤と黒に、我が爪先が小さく輝いていた。
こんなに美しい自分の爪を見るのは、初めてでした。
一瞬の感動。

しかし、感動している場合ではないのである。
どうやら背中でテントウ虫を潰してしまったらしい。
ハネがもげて、爪のエクステンションみたいになっていた。合掌


◎テントウ虫のサンバ

殺しておいて申し訳ないのだが、
再び歩き始めて「てんとう虫のサンバ」の歌詞が気になりだした。

「♪赤、青、黄色の衣装をつけた てんとう虫がしゃしゃり出て~」

青い色を持つテントウ虫って、いるのでしょうか?



◎「苦虫も のびのび遊べ 秋の山」

◎「巣の蜘蛛に 真面目すぎると 文句言い」

◎「吾亦紅 ピントが合わぬ 花モード」

◎「赤いのは 外側だけぞ テントウ虫」